礼拝順序の説明

主日礼拝の順序についてご説明いたします。礼拝は、その日の週報に記された順序に従って進行します。教会の習慣では、讃美歌は立って賛美いたします。礼拝の前半部分では、お立ちいただいたままでの式次第になっていますので、お体の具合が悪い方は、*印のところでは、お座りになったままで賛美してください。
当教会礼拝の順序は次の通りです。「・・・」には数字や文字が入ります。

●●●●節第□□主日礼拝

◇ 神の招き
前   奏
招   詞 *
讃 美 歌 *
罪の告白 *
赦しの言葉 *
讃   詠 *
◇ 神の言葉
聖霊を求める祈り *
聖書朗読
讃 美 歌 *
祈   祷
讃   美 *
◇ 感謝の応答
信仰告白*
(聖餐式)
使徒信条(日本基督教団信仰告白)
献   金 *
主 の 祈 り *
◇ 感謝の応答
頌   栄 *
祝   祷 *
献   金 *
献   金 *
後   奏 *
報   告

●●●●節第□□主日礼拝

教会にはキリスト教暦(教会暦)があり、●●●●にはその呼び方が表示されます。教会によっては呼び方が異なることがありますが、教会の暦は三つのキリストの出来事を基点として構成されます。憶えて礼拝に与る時に、救い主の出来事によって信仰が豊かにされます。例えば、降誕節、復活前節(レント)、復活節、聖霊降臨節、降誕前節(アドベント)です。

前   奏
司式者の宣言によって礼拝がはじまります。前奏はこれからはじまる礼拝の、特に御言葉を聞く心の備えをする時です。
招   詞
招きの言葉です。神は私たちを礼拝に招いてくださっています。司式者が、聖書の言葉を朗読し招きの言葉としています。教会は「エクレシア」といわれ、「集められた者たちの群れ」という意味で、私たちは、神のもとに招かれて礼拝をささげるのです。
讃 美 歌
讃美歌を通して神を賛美し、御言葉を十分に聞かれるよう準備いたします。
罪の告白
神の御前に出た私たちは、自らの罪を知らされ、「罪の告白」に至ります。へりくだった心で神に思いを向けるように、祈りの形で罪を告白します。懺悔(ざんげ)であり、悔い改めの時です。広尾教会の源流であるメソジスト教会では、この懺悔・悔い改めを重視しています。会衆は心をあわせ、アーメンと祈ります。
赦しの言葉
罪を告白する者には「赦しの言葉」が与えられます。これは主イエス・キリストに由来する「赦しの宣言」でもあります。会衆は心をあわせ、アーメンと祈ります。
讃  詠
歌われる内容は私たちを礼拝へと招いて下さった神を賛美し神をあがめ、怖れをもって神を仰ぐことを歌う讃美歌です。
聖霊を求める祈り
この後聖書朗読となりますが、聖書は「神の言葉」です。「神の言葉」が真の意味で「神の言葉」となるためには、私たちが御言葉を正しく受けとめることができるように、聖霊なる神が私たちに生きて働いてくださらなければなりません。この「神の言葉」を受けるために、私たちは「聖霊を求める祈り」「聖霊の導きを求める祈り」をささげます。
聖書朗読
聖書は礼拝の中でも重要な要素です。その日の礼拝の中で神が私たちに語りかけてくださる神の言葉として朗読されます。慎重に朗読され、謙虚に傾聴しなければなりません。
「旧約聖書」は救いにかかわる神の業、預言の言葉です。「新約聖書」は御子イエス・キリストによる救いの成就と完成の言葉です。
讃 美 歌
説教前の讃美歌は礼拝や神についての讃美歌が選ばれることが多く、創造の神の業、御子イエス・キリストにおいて救いの御業を完成された神、三位一体の神、私たちを礼拝に招いてくださった神、私たちを礼拝に集めてくださった神にへりくだり、心から賛美と感謝を歌います。
説  教
先に朗読された聖書を牧師がときあかし、主の救いの業が、今を生きる私たちに示されます。
祈   祷
牧師が与えられた神の言葉に感謝して祈ります。会衆は心をあわせ、アーメンと祈ります。
讃 美 歌
説き明かされた、神の言葉に対し悔い改めと新しい服従の思い、感謝と賛美をもって祈ります。
信仰告白
私たちは自分たちの信じていることを、礼拝の中で告白いたします。信仰告白として月の第1主日は「日本基督教団信仰告白」を、それ以外の主日は「使徒信条」を会衆と共に告白いたします。
聖 餐 式
主の晩餐の席で主イエスが「取って食べなさい」、「この杯から飲みなさい」と言われたことに基づいて行われるものです。そこで用いられるパンによって十字架のうえで裂かれている十字架のキリストの体を思い起こし、葡萄酒によって十字架にながされたキリストの血を思い起こして赦しと救いと献身をするためです。「聖餐式」は降誕日、復活日、聖霊降臨日、教会創立記念礼拝と毎月第1主日に執行されます。
献   金
神への感謝と献身のしるしとして自由に献げられます。礼拝当番が献金の籠を持って回りますので、自由におささげください。ご用意のない場合は祈りをもってその時をお過ごしください。当番が感謝の祈りを献げます。
主の祈り
「主の祈り」は主イエス・キリストが「このように祈りなさい」と弟子たちに教えられた祈りです。聖書に記されている主の祈りには、最後の結びの部分「国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり」がありません。私たちの教会の用いる主の祈りはこの部分があり、礼拝の中で共に祈る時に適した祈りになっていて、礼拝においては会衆が心を一つにして祈ります。
頌   栄
礼拝において恵みを与えてくださった三位一体の神への賛美と感謝をあらわします。
祝   祷 ・ 派遣の言葉
礼拝の最後の部分は「祝祷、派遣の言葉」で締めくくられます。神の招きによって始められ、最後には神の派遣と祝福の言葉によって閉じられます。会衆は神の祝福恵みによって押し出されそれぞれの新しい生活の場に遣わされます。
後   奏
黙祷のうちに、御言葉が与えられたことを喜び、神からの平安を受け止めます。
報   告
教会の集会等のお知らせがあります。